最近時間があるのと、本を読みたい欲が燃えてきたのもあって、
積読になってた本をどんどん読んでいます。
よく読んでいるのは、今はもっぱら自己啓発本。
面白いです。
せっかくなので、読んだ本をご紹介できればと思います。
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え / 岸見一郎、古賀史健 ダイヤモンド社
この本は、何年か前にベストセラーにもなっていたと思います。
アドラー心理学について学んでいる哲学者のもとに、悩み多き青年がやってきて、哲学者に(知的な)戦いを挑むというストーリー。
対話形式でアドラーの教えについて書かれているので、わかりやすいです。
この、アドラーの考え方は、サブタイトルにもあるように、
今ある自己啓発系ブログや読み物、恋愛へのアドバイスの源流になっていると思います。
アドラーのこの考え方を実践できると、本当に幸せに生きられると思う。
書いてあることはどれも大切なことで、目からウロコ落ちまくりなのですが、
それを全部書くととんでもない量になるので^_^;
なかでも、わたしがショックを受けたことを紹介したいと思います。
「人生の嘘」
今自分が置かれている状況、その責任を誰かに転嫁する。
他者のせい、環境のせいにして人生の問題から逃げる。
自分自身に嘘をつき、周囲の人にも嘘をついている。
そして、それを人生の方針として決めたのは、他の誰でもない自分自身であるという事実。
アドラーの考えは、
「自分の生き方や性格は、全て自分で選んでいる(意識的であろうが、無意識であろうが)」
というのが大前提です。
過去がどうだろうが、他人がどう思おうが、生き方は自分が全て決めていける、ということです。
だから、「○○のせいでできない」というのは存在しなくて、できないと決めたのは自分だということです。
でも、これを自然とできたなら、何も怖いことはないだろうなとも思う。
承認欲求、他者に認められたい気持ち
「他者はどれだけ自分に注目し、自分のことをどう評価しているか?」
「どれだけ自分の欲求をみたしてくれるのか?」
このような考えは、他者を見ているようで、実際は自分のことしか見ていない。
他者の視線を気にしているのは、他者への関心ではなく、自己への執着にほかならない。自己中心的である。
これはかなりガツンときました。
わたしは今は少しマシですけど、自己肯定感が低いので、承認欲求もすごくあったと思います。
認められたい、愛されたい。と。
でもその実、他人を通して自分の価値を確かめるために、他人を使っていて、
他人その人自体に興味がない。というのはかなり痛いところをつかれたように思いました。
これ、自分の恋愛スタイルにも通ずるところがあります。根が深い。
ダンスを踊っている「いま、ここ」が充実していれば、それでいい
過去にどんなことがあったかなど、自分の「いま、ここ」には関係ないし、未来がどうであるかなど、「いま、ここ」で考える問題ではない。
「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉は出てこない。
人生最大の嘘は、「いま、ここ」を生きないこと。
ダンスを踊るように「いま、ここ」を生きる
このフレーズが、この本の中で一番好きかもしれません。
心配事が頭をもたげるとき、たしかに意識は過去や未来に行っていて、
今がおざなりになりがちです。
わたしは、それでぼーっとすることが多かった(多い)。
過去は過ぎ去って変えられないもの、
未来はまだ起きていないこと。
それで今を浪費することが多々ありました。
そういう意味では、わたしは「人生最大の嘘」をつき続けてきてしまいました。
今に集中して生きていれば、悩む暇はない。
仕事なら仕事、家事なら家事、自分との対話なら自分との対話。
いま、自分はどう生きるか?どうしたいか?
人は過去にも未来にも行けず、生きられるのは今だけ。
今を幸せに生きて、それを積み重ねていきたい。
それは、過去がどうであれこれからできるんです。
そう思えば、救われます。
どうでしたでしょうか。
要約も感想文も苦手なので、うまく伝えられた気がしませんが…
おすすめの本です。全ページ、すごく発見とうなずきがあります。
アドラー心理学については、マンガもたくさん出てるのでそれもいいかも。
心理学ってほんとに面白い。
人の心って面白いです。
もっと勉強したいなー。
よかったらまた遊びに来てくださいね↓