小山田圭吾のオリパラ問題。
わたしは、小山田圭吾氏もといコーネリアスの音楽は結構好きでした。
コーネリアスの音楽から「実験音楽」というジャンルを知ったし、
point というアルバムがとくに好きで、
一時期よく聴いてた。
オリンピックにそこまで関心がないので
最近まで小山田氏が開会式の音楽を作ってたのも知らなかったんだけど、
最近ニュースにあがってきた、小山田氏の過去のいじめのインタビュー問題。
コレ見て、ほんとこの人がヤバい人間だということを初めて知った。
わたしは、生きてる限りまったく罪のない人間なんていないと思う。
それでも、だからこそ人は変われると思いたいし、
変わることを許す社会であって欲しいし、
過去の罪があっても、変わろうとしたなら許されてもいいと思う。
(人から実際に許されるか許されないかは別として)
でも、今回のいじめ問題はちらっとそのインタビュー記事の抜粋内容を見てしまったが
内容が吐き気を催すほど非道だし、
それを武勇伝よろしくカッコワライ(笑)をつけて語れてしまう精神が有り得ないし、
それをアーティストのパーソナルな部分に迫る必要があったとしても、
酷く傷つけた相手がいる話を活字にして世間にばらすなんてことがあっていいはずがないし、
この内容でGOを出したロッキンも信じられないし、
時代が違ったとしても有り得ん内容だし、
そもそもこの人は悪いと思ってないだろうし、今も反省してないだろうと思う。
反省してたらこれまでの活動の中でエピソードとしてネットのどっかにでも転がってるはずだけど、ほぼないみたいだし。
別に小山田氏が末永く糾弾されろなんて思ってはないけど、
少なくとも、今の精神性の小山田氏をオリパラに起用するのは全く違うだろうと。
ほんとに語彙力がないが
いろいろと「有り得ない」のひと言。
なんか、オリンピックももうやるならやればいいやろと思ってたけど、
この小山田氏の件はスルーできなくて、
初めてわざわざ検索してこのまま小山田氏の音楽を使わないよう求める署名にネット署名した。
多分この署名はそこまで関係ないと思うけど、
数時間後に小山田氏はオリパラ関係の仕事を辞任した。
このことで、小山田氏はどう思うんだろうな?
ほんとに反省するんだろうか、それともクソって思うんだろうか。
別に小山田氏がこの後どのようなことを思うかなんて別に興味無いけど、
とりあえずこのままオリパラ強行にならなくてほんとに良かった。
わたしはいじめはなくならないと思っている。
いじめをなくそうって言っても、人間がいるかぎり、なくならないと思う。
わたしも過去よくある女子のヒエラルキー維持のいじめにあったことあるが、
(無視とか仲間はずれとかのライトないじめを含めると、
結構女子なら加害被害どちらかで関わってるのではないだろうか)
親に心配かけたくなかったのと負けるかクソって思って学校には休まず行ってたな。
まだ耐えられたこともあって、トラウマになるようなもんではなかったけど。
それでも、めっちゃ嫌な思いをした。
気を抜くと、子どもの世界でも当たり前にある。
仲が良くても、人間二人以上集まると力関係が生まれる。
そんな中でいじめなんて無くならない。
そもそも、大人が大人の世界で人をいじめて涼しい顔してるしな。
それ見てる子どもや、そんな親に育てられた子どもがいる限りいじめがなくなるはずない。
でも、無くならないからって許してはいけない。
ましてや、障がいを持つ人をそれを理由に虐めるなんて有り得ない。
そしてこの小山田氏のやった事はもうすでにいじめではない。
そんな人でも、美しく素晴らしい音楽が生み出せるということも驚き。
文学や芸術分野は、人格者と正反対のような人だからこそ素晴らしい作品を生み出すことも多いと思うけど(そういうパターンだけではないことは大前提で)
人を虐げるような人間だからあのコーネリアスの美しい音楽が生まれたの?
なんかすごく複雑な心境になるな。
作品と作者は、そこまで思い入れがなければ作者が好きでなくても作品は好きになれたけど
今回ばかりはちょっと無理だ。
もうコーネリアスは聴けない。