アラフォーエリナの人生まいにち人体実験!

こじらせ村出身アラフォー女の人体実験の記録。 音楽、バイク、自然、なんてことない日常、隙あらば自分語り。

許せなかった、彼の冗談

* * *この記事は、性犯罪に関する内容を含みます。* * *

表現にはかなり注意をはらって文章にしていますが、不快に感じられる可能性があります。

その点をご留意いただき、よろしければご覧下さい。

 

 

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ある日、チベスナくんとテレビを見ながら雑談していました。

 

ニュースが痴漢の認知件数について報じていたとき、実際は分かってる件数よりかなり多いだろうな、みたいな話題を振りました。

 

それはわたし自身のこれまでの経験から。

学生時代の通勤ラッシュの電車で痴漢にあったり、道で変質者に遭遇したりということが、思い出せるだけでも5回はありました。

かわいくも女らしくもない自分にも痴漢する人間がいるのかと驚いたものです。

(そういう犯人は地味で言い返さなそうな人を狙うというのが定石らしいし、多分女性なら誰でもいけるんでしょうが)

 

 

それで思い出したのですが、

それらの経験の中で一番衝撃的だった出来事があります。

わたしは小さい頃、公園で変質者に遭遇したことがあります。

 

小学生1年生位のころ。ある日公園で友達と2人遊んでいました。

公園の椅子に友達と座っていたら、いきなりわたしのスカートがめくれました。

わけがわからず咄嗟にスカートを押さえたのがあとか先か、気づけばそばに座っていた友達が一目散に逃げていき、…後ろを振り返ると、すぐ側に知らない男が立っていました。

スカートは勝手にめくれたのではなく、その男がめくったのです。

 

私はそのままその男に捕まり抱き上げられたのですが、その後すぐ慌てて地面に下ろされ、その男は脱兎のごとく逃げていきました。

遠くに人影が見えて、それに気づいて逃げたようです。

もしその人がその時来なかったら、、想像もしたくありません。

 

 

 

一瞬の出来事でしたが、幼いわたしでも、今の一連の出来事は変質者、性犯罪だということは理解できました。そしてすぐに考えたのは

「これを母に言うときっと悲しませてしまうから言えない

その一点でした。

 

そしてわたしは、何事も無かったかのように公園をあとにし、何くわぬ顔で家に帰り、いつも通り過ごしました。

 

わたしは変質者になんか遭ってないし、別に何も無かった。

 

 

 

幸い、この出来事は深いトラウマにはならずに済みました。

思い出すと胸糞悪いのには変わりありませんが。

今自分でふりかえってみても、そんな小さな子どもがなんていじらしいんだろうと…あの時の自分を辛かったね、えらかったねと慰めてあげたいと思う。

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

冒頭の話に戻りますが

自分にそんな経験があることや、母にとてもじゃないが言えなかったこと、母は今でも知らないこと。

誰も性犯罪の被害者になってしまったことを明るみになんてしたくないだろうから、きっとなかったことにしている人はたくさんいるだろう。だから性犯罪は認知件数に対して10倍は言いすぎだとしても、少なくとも5倍くらいは起こってるんじゃないかなと思う。

 

そんな話をチベスナくんに、そんな深刻にもせず、割とライトに何となく話しました。

 

 

 

 

 

その後、チベスナくんがお風呂に入るというので、それを邪魔するようにわたしはふざけて彼に後ろから飛びついてじゃれ付きました。

 

彼はケラケラと笑いながら、ふざけて言いました。

 

「わー!まるで抱き抱えられたあれやん!」

 

その時わたしも一瞬笑いかけたのですが、スっと冷えるような嫌な気持ちでモヤモヤし…その後彼がお風呂に入っている間にご飯を作りながら、ふと我に帰りました。

 

 

いや、なにそれ。

怖い思いした本人に言う冗談じゃないし、ましてやあんたの彼女がそういう目にあってるんやけど。

冗談でも言っていいことと悪いことがあるやろ。

 

 

料理をしながら、心の中でモヤモヤともイライラともつかない感情が渦巻いていました。

なんか流せないし許せないし、これは許してはいけない言葉だ。

やっぱり思ったことを言わなければ。

そう思いながら、彼がお風呂から出てくるのを待ちました。

 

 

 

 

長くなったので2回に分けます。

 

 

 

 

 

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

 

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