先日、わたしが20歳の時に亡くなった、父方の祖母の17回忌法要がありました。
本来なら親戚の方を広く呼んで行うところを、
このご時世なのでごく近しい人少人数だけでの法事でした。
葬儀会館について、袋に入った遺影を取り出して眺めると、
いい顔で微笑むおばあちゃんが。
可愛らしい、いい写真やなあ。と思ってると
「オイ、ばぁはこんなにべっぴんやったかなぁ!!( ̄∀ ̄)」
と横からじいちゃん。
(じいちゃんはデフォで声がでかい)
それを聞いてホッコリする。
「そうやな、いい顔やな(*^^*)」とわたしも同意。
じいちゃんは口が悪いし、ばあちゃんと喧嘩もしょっちゅうしてましたが、
毎日お仏壇にお線香あげて拝んでる。
大切な人で、長年連れ添った大好きな人なんだろうな。
「バアよ、もうすぐそっちに行くからなぁ!!」としょっちゅう言うくせに、
肺炎でかなり容態が悪くなっても復活した祖父です。
きっとおばあちゃんが、
「こっち来るんはまだ早いわ!もっとそっちでおれ!」と
見守ってくれてるんでしょう。
「そっち行くからな!」と言い続けてもうかれこれ10年ほど経ちます。笑
法要の途中、わたしもおばあちゃんと過ごしたことを思い出した。
こうして死んでこの世から居なくなっても、
20年近く経ってもこうやって思い出してあったかい気持ちになれる。
最近、明らかにわたしの中の家族への気持ちのとらえというか、感情が変わっています。
以前は、好きだけど反面煩わしい、
ちょっと違和感のような気持ち悪さを感じることすらあった。
けど、
おじいちゃん、おばあちゃんがいたから
父、母がいて
そして自分が居るということに
何千本の針の穴を糸を通すような確率で偶然が繋がって今わたしはこうやって存在しているんだなと
改めて感慨深く、感謝の気持ちが起こるようになった。
ご先祖さまに思いを馳せると、
じいちゃん、ばあちゃんのそのまたじいちゃん、ばあちゃん、、って遡って
わたしのそもそもの始まりはどこだったんだろう。
そんなことが歌詞になってる、とある合唱曲があります。
COSMOS
夏の草原に 銀河は高く歌う
胸に手をあてて 風を感じる
君の温もりは 宇宙が燃えていた
遠い時代のなごり 君が宇宙
百億年の歴史が
今も身体に流れてる
スピリチュアル感が強いでしょうか?笑
でも、命が何も無いところからは生まれないんだから
遠い昔から何かが連綿と繋がってるわけで
この歌詞って大袈裟でもなく事実だろうな~と思ったりしました。
今だってしんどい時代だと言うけど、
明日の飯を心配することもなければ、
気を抜けば誰かに不当に虐げられることも、爆弾に殺されかけることも無い。
平和そのもの。
今より絶対生きるのすら厳しい時代だったのに、
それを生き抜いて命を繋いでくれた
じーちゃん、ばーちゃん、
あと大勢のご先祖さまたち、ありがとう。
なんだかそんな気持ちでいっぱいになりました。
叶うなら、わたしもこの命を次に繋げられたらいいのだけど。。
そう何となく思えるほどには、
自分のことを好きになれてきてる。
でも、実際にそれが出来るかどうかは、
神のみぞ知る。
仕方ない。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
よかったらまた遊びに来てくださいね(*^^*)