わたし一人が居ないからって、
世界はなんの問題なく回っていくし、
痛くも痒くもない。
自分がいてもいなくても世界は何も変わらないこと。
自分は人に何も影響を与えられないこと。
なら自分はいったい何のために生きているのか。
それに絶望する人を時々見かける気がする。
でも、人が生きていて
何の影響も与えないなんて、
そんなことはないんじゃないか？ということを思ったので
今日はそれを記事にしたい。
人ひとりが世界に与えられる影響なんて小さい。
ましてや誰もが映画のように世界を救うヒーローになんてなれないし、
この身一つでできることなんか、ちっぽけなもの。
でも、
わたしがここにがいたから、
少し世界が変わったことがあったんじゃないか、
と思うのです。
たとえば、のわたしの話をひとつ。
職場の同僚のおばちゃん、カオリさんは、大型バイク乗りさん。
これまで、わたしのバイクライフを応援してくれていて、
カオリさんの勧めでトントン拍子にバイクもヘルメットも手に入れることが出来、
今に至るわけです。
カオリさんはバイク大好きですがもともと旦那さんがバイクに乗る人で、
一緒にツーリングに行きたくて、50を過ぎていちから普通二輪と大型二輪の免許を取った人です。
（そんな彼女を、わたしはとても尊敬しています。）
わたしのバイクライフをカオリさんが応援しようといろいろ調べて、旦那さんに聞いたりしているうちに、
なんだかわたしの話題で夫婦で会話が盛り上がるようになってきたそうなのです。
そして言われたのが、
｢ダンナが、『梅雨は雨用の手袋があった方がいいから教えてやれ』とか、
『あの場所がええ所やから連れて行ってやれ』とかいろいろ言うてきてさ…
エリナさんの話題をおかずに晩ご飯が盛り上がってるわー！
勝手に話題にしててごめんやでー( *´艸｀)｣
と言われました。
あれ？もしかして…
わたし、夫婦円満に一役買ってる？
とっても、大袈裟にとらえてもいいとするならば…
わたしがバイクに乗り始めたことが、カオリさんご夫婦の仲を
少しでも良くしているのなら、
わたしはほんの少しでも、世界を平和にすることに貢献したのでは？
なーんて、思ったのです。
家庭が楽しければ、きっと仕事もうまく回る。
そうすれば、その仕事の恩恵を受ける人もちょっとは幸せになれるよね…
そして、その幸せがまた人の幸せにつながったりして…？
…などと、勝手に想像してちょっとほっこりしたりして。
そして、わたしがバイクに乗り始めたのは、
紛れもなく小熊さんの影響があります。
別に小熊さんに好かれたかったから乗り始めたというわけではないけど、
バイクに乗りたかった自分がいたのを、
小熊さんが大きなバイクに乗ってるのをキッカケに思い出せたので。
そして小熊さんに出会えたのは、わたしが前に好きだったケイさんに振られて、
気持ちを吹っ切るためにアプリを始めたから。
ケイさんに振られなかったら、もっと早くに立ち直っていたら、
きっと小熊さんには出会っていなかった。
ということは…
「風が吹けば桶屋が儲かる」式に、
わたしのとある失恋が、あるご夫婦の家庭円満を作ったといってもいい？
・・・と思うと、なんか人生って面白い。
うまくいかなかった、と思った縁ですら、
すべてにおいて自分に意味を成している。
それは単純に分解できることでもなく、
人と人とのかかわりのいろんなことが波紋のように重なり合って
きっと私たちの毎日を作っている。
わたしが生きづらさを感じなかったら、
きっとこんなブログを書こうとも思わなかっただろう。
そうしたなら、今これを読んでくださっているあなたにこんな気持ちを
伝えることはなかっただろうし、
もし、このブログが少しでも読んでくださっている誰かのこころに
良くも悪くも響いたなら、
それはわたしがいたから起こった波紋だって言えるかな、なんて思ったりする。
わたしが一人がいなくても世界はなにも変わらないし
いつも通りまわるけど、
わたしがいた世界だからこそ変わったなにかもある。
そう思えたら、
自分がここにいていい気になりませんか。
自分がここにいることに価値を見出せませんか。
これを読んでくださっているあなたにも、
あなたがいたからこそ
変わったこと。
だれかの日常に波紋を起こしたこと。
同じようにありますか？
よかったらまた遊びに来てくださいね↓
応援よろしくお願いしますm(_ _)m
