前回の続きです。
彼が素直に打ち明けてくれたんだから、自分を守るための遠慮や言い訳は捨てよう。
そう思ったら、聞きにくかったことが聞けるかも。今、聞きたい。と思いました。
仕事を辞める話が済んで、晩酌の雑談で
「チベくんてさ、貯金いくらあるん?」と聞いてみた。
まずこれを聞くか?ですが。笑
何事もないようにスルッと聞いたら、何事もないようにスルッと答えてくれました。
教えてくれたので、わたしの貯金額も伝えました。
そして、言わなきゃと思いながら言いにくかった、婦人科の診察結果のこと、子どものこと、手術のことを伝えました。
わたしがパートナーでは子どもを持てないかもしれない可能性は高いだろうこと。それが申し訳ない気持ちや本当にいいのか、という気持ちを伝えました。
我慢しないとと思っていたけど、やっぱり途中どうしても涙が出てしまい…でも彼は真っ直ぐに「大丈夫。」と何度も言ってくれました。
泣いてしまったら大丈夫だよとしか言いようないよなぁ…とあとで反省。。チベくんごめん。
ちょっと気持ちが落ち着いた頃、
これを聞くのは今だ。
そう思って、言いました。
「わたしたち、これからどうする?」
「え?」
「えーと、いつ結婚する?」
すると、それには答えず彼はおもむろに立ち上がって部屋を出ようとしました。
今このタイミングでトイレかーい!(;´∀`)
…と思って目で追うと、寝室の片隅にある彼の荷物をガサゴソ…
荷物の奥から掘り出したのは…指輪のケースでした。
そしてわたしにケースを差し出して
「結婚してください」
突然の事で一瞬頭が追いつかなかったのですが
差し出されたケースを受け取り、蓋を開けると…
結びこんにゃくのついた指輪が、ケースに内蔵されたスポットライトに燦然と照らされていました(@∀@;)
こんにゃくの指輪…
こんにゃく指輪、婚約指輪…
ダジャレ!!Σ(OvО)
おバカすぎて思わず笑ってしまいました(^∀^;)
カッコつけるの苦手だから、彼にとってはこれが精一杯だったんだろうな。
わたしも「喜んで。ありがとう!」とお返事をしました。
こんにゃくだけど、恭しく薬指に嵌めてもらう儀式もしました。笑
「ちゃんとしたのは、また今度。」
彼のそのお言葉に甘えて、遠慮せず素直におねだりする練習も兼ねて?お気に入りの素敵な指輪を見つけて贈ってもらおうと思います。
ということで…
わたしたちはこの度、結婚する運びとなりました。
怖いからがんじがらめにしていた予防線をとっぱらって素直に言ってみたら、呆気なく話が進みました。
本当に、自分の心を素直に明かすことって大切なんだなと身をもって知りました。
もう一緒に暮らしているし、プロポーズされたからと何かがいきなり変わるわけではありませんが、じんわりしたあたたかさを感じています。
安心感からくるものなのかもしれません。
去年半年、悩んで悩んで悩み抜いた時期を経て、ある程度自分の中身が分かったから、逆に今思い悩まずに済んでいるのかもしれない。
結婚しようと決めたそばから、彼はほどなく無職になりますが(;´∀`)笑
見通しは少したちにくいですが、これからのことは彼とよく話し合いながら少しずつ決めていこうと思っています。
遠慮はせず、素直に。
自分も彼も大切にしながら。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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