少しずつおかしくなっていくけど、それに気づけない。
付き合い始めてまだ一年目くらいのときは、カズのことで納得できないこととかあったら、友達に相談していました。
「こんなこと言われた」とか。
その日、わたしはバイト先の先輩に要件があって電話しました。
で、要件ついでに少し話して電話を切ったんです。
その間に、カズから電話がかかってたみたいで。
通知に出てきたのは、すごい数の不在着信。
おそるおそるかけ直すと、
「誰としゃべっとってん。」と。
変にごまかしたら余計ややこしくなるし、わたしは正直に言いました。
「バイトの先輩(男)と話してた。」
「他の男と電話とか、浮気やろ」
その先輩、カズも同じバイト先なので知ってる人なんです。
要件ついでに話してたって言っても全く聞く耳もたずに激怒。
私のことをなじってくる。
やっぱり納得いかなかったわたしは、なっちゃん(同じくバイト先の友達)に、
今回の事の顛末を相談しました。
それに対してなっちゃんは、「それはおかしいよ。わたしからも話ししてみるよ」
ってカズに話をしてくれました。
(なっちゃんは友達思いのいい子です)
で。
「話きいてみたよ。
なんか、カズって昔彼女に浮気されたんやって?
それがトラウマになってるからそんな電話しちゃったんやって。
悪かったって言ってたよ。」
なっちゃんが言ったことは、わたしは初耳でした。
わたしに言ってなかっただけで、そんなことがあったんかもしれへんけど、
「元カノに浮気された」が、なんか、本当のことのようには思えませんでした。
その後。
カズから連絡がありました。
「てか、なに人に二人のことペラペラしゃべってんの?ありえへんねんけど。」
なっちゃんには悪かったって言ったのに、
わたしのことは責めるんや。
このことがあってから、
わたしはカズとのことを人に相談するのをやめました。
カズの嫌がるようなことをした自分が悪いんや。
やし、カズを怒らしたらあとがしんどいし面倒なことになるから、
怒りそうなことはやめとこう。
自分が飲み込めばうまく行く。我慢しよう。
そういう思考に陥って、徐々に感覚が麻痺していっていました。
続きます。
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